最終更新日:2024.11.05
公開日:2024.11.05
- #基礎知識
倉庫ロボット3種、メーカー4社一覧【2024年】
はじめに
この記事では、物流の自動化を始めたいがどんなロボットやメーカーがあるのかがわからない方に、倉庫ロボットサービスのRobowareがわかりやすく解説していきます。
倉庫ロボットとは
倉庫(物流)ロボットとは、物流工程を部分的に自動化するロボットのことです。例えば、入庫や出庫での搬送を担うロボット、ピッキングや仕分けをしてくれるロボットなど様々です。
倉庫(物流)ロボットの市場規模は年々と増加し続けています。市場規模を大きくしている主な要因は、物流業界の人手不足からきています。
倉庫ロボット3種の紹介と特徴
・棚搬送型ロボット(AGV)
GTP(Goods To Person)などと呼ばれることもあるのですが、商品の搬送と保管をしてくれるロボットです。商品の棚が作業者の前までにきてくれるので、倉庫を歩き回る必要がなくなり作業者への負担が軽減されます。また、密度の高い棚を使用しながら複数の荷主を保管することができるので保管効率があがるメリットがあります。
・AMR(自律走行搬送ロボット)
AMR(Autonomous Mobile Robot)とは、人との協働を前提として搬送やピッキングのアシストをするロボットです。ガイド等が不要で、自分で効率的な走行経路を判断して移動します。
ロボットが搬送作業をすることで、作業員は倉庫内を歩き回る必要なく、商品のピッキングに集中することができます。作業者の負担軽減、倉庫の生産性向上が期待されています。
・仕分けロボット
仕分け工程を自動化するロボット。平面型や立体型など様々な形態があります。限られた倉庫スペースを効率的に活用することができるのは立体型の仕分けロボットです。仕分けロボットに、作業者が物を置くだけで必要な宛先に商品を仕分けてくれるので仕分けミスをなくせます。間違ったものを投入しても仕分けがされないので、作業者への負担軽減だけではなく物流品質向上にもつながることが期待されています。
物流ロボットメーカー4社一覧
■AMR(自律走行型ロボット)のメーカー
・ForwardX
ForwardXは、最先端のロボットソリューションを通じて技術研究開発に注力しています。 ForwardX の AMRは第4世代の移動ロボットのリーディングカンパニーとして、柔軟性、視覚性およびフルプロセスサービスの利点により、企業のコスト削減、業務効率の向上を支援しています。 全世界500企業以上にサービスを提供し、顧客の要望の実現を支援してきた実績があります。
■AGV(無人搬送ロボット)のメーカー
・Mushiny
Mushinyは、2016年に設立され物流ロボットインテリジェントシステムに特化した世界有数のハイテク企業です。世界20ヵ国以上の国にサービスを提供している実績もあります。最先端のテクノロジーは100件以上の特許技術と安全性の認証も得ています。
・GreyOrange
GreyOrange社は人工知能を搭載したソフトウェアと搬送型ロボットを有機的に運用し、次世代の倉庫オペレーションやECフルフィルメントを実現するグローバル企業です。開発したソフトウェアGreyMatter™は、ロボットを制御するだけでなく、オーダーや在庫、出荷、リソースをリアルタイムで分析し、予測することで、人とロボットが協調的に作業できる環境を提供します。
■仕分けロボットのメーカー
・HC ROBOTICS
HC ROBOTICS社は、物流倉庫の高速立体仕分け、保管システムの開発を手掛けるスタートアップです。ロボット工学とリアルタイム制御技術を専門とする2名の教授により設立。本社を中国杭州に置き、最先端技術を駆使した次世代物流システムを開発製造している企業。世界の大手ECサイトから製造物流・無人店舗まで幅広くソリューションやサービスを提供しています。
物流ロボットを導入する時のポイント
1、自社の課題を明確にし、どの工程から自動化するか見極める
いきなりすべての工程を自動化することはできません。自社の課題となっている点を明確にし、必要な部分から自動化を始めることが必要です。
2、自社のシステムと連携できるか確認する
自社でWMSなどのシステムを既に導入していて、ロボットを動かすためのシステムと連携できるかを事前にメーカーに確認する必要があります。連携ができない場合は新たにシステム開発が必要になるので、コストと時間を多く要するので事前の確認が必須です。
3、ロボットメーカーのサポートがあるか
ロボットを提供している会社が、導入後も保守・運用などのサポート体制が整っているかも重要な確認ポイントです。ロボットは機械なので何らかの不具合が発生する可能性があります。万が一の時は、迅速に対応してくれるかや事前に起こりえそうな事案については事前に対処されているか等導入後の支援もきちんとみておきましょう。
まとめ
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