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最終更新日:2026.04.23

公開日:2024.01.11

  • #基礎知識

AGV(無人搬送車)とは?導入メリットや基礎知識

はじめに

近年の労働力不足や人件費高騰の課題により、自動化による効率化・省人化への取り組みに関心が高まっています。
物流や製造現場で注目されているのが、AGV(無人搬送車)です。主に搬送作業を自動化するロボットですが、導入メリットやAGVの基本的な仕組みなどをこの記事で説明していきます。

AGV(無人搬送車)とは

AGVとはAutomatic Guided Vehicleの頭文字をとって一般的にAGVや無人搬送車と呼ばれます。
AGVは、床面に貼られた誘導ガイド(磁気テープやQRコード)に従って自動で走行し、工場や倉庫内の荷物を搬送するロボットです。

AGVは、近年導入が拡大していますが実は歴史のあるロボットで1980年代頃から物流業界や製造業界で活用されていました。一定のルートを磁気テープ等を頼りに走行していました。
しかし、近年のAGVはセンサー精度が向上したり、最新のAIが搭載されたりと高性能で柔軟性の高いAGVが登場しています。より効率的な動きもできるようになりました。

AGVとAMRの違い

AGVと似たロボットでAMR(Autonomous Mobile Robot)があります。AGVとの大きな違いは、床面にQRコードや磁気テープ等の走行ガイドが不要で自律的に走行してくれます。

AGV AMR
誘導方式 床面に誘導ガイド必要 センサーやカメラで自律的に走行
導入費用 AMRより安価なことが多い 仕様にもよるがAGVより高い


AGV(無人搬送車)の種類

AGVには、いくつか搬送の方式によって種類があります。

積載型

AGV本体の台車に荷物を載せて搬送するタイプです。人が行っていた荷積みや運転などの工程を自動化することで搬送作業の省力化に繋がります。段ボールやコンテナを運ぶことによく使用されます。

牽引型

牽引型はAGV本体に荷物を載せたりするのではなく、カゴ車やパレット台車を引っ張って搬送させるものです。様々な形の積載物を搬送することによく使用されます。

低床型

低床型はその名の通り本体の高さが低いので、棚の下に潜り込んだりすることができてリフトで持ち上げて目的の場所まで運ぶものです。現在、注目されているAGVはこの低床型のものです。牽引装置がつけられないものも搬送できるようになるのが特徴です。

追従型

先行する車両などに追従して移動する走行方式のことです。決まった経路を事前に設定する必要が無く、柔軟な運搬を求められる現場で活躍します。

AGV(無人搬送車)の導入メリット

1.作業者の負担軽減

荷物の運搬は、1日中倉庫を歩き回るので疲労蓄積がしやすい環境で作業者に大きな負担がかかります。その中でも重量物搬送は、身体的負担だけではなく労働災害のリスクも高まります。搬送を自動化するだけで、リスクやミスを低減することができます。

2.業務効率の向上

人手の作業だとどうしても作業者によってスキルが異なり作業効率に変動が起きてしまいますが、搬送作業をAGVに任せることで一定の作業ペースを担保できます。 また、搬送以外の業務に人員を割り当てることができるので庫内全体の生産性が向上しやすくなります。

3.省力化でコスト削減

単純な搬送作業をAGVに置き換えることで、搬送に必要な人数を減らすことができます。年々高騰していく人件費を削減する効果を見込めます。またAGVは、人が休憩している間も動かすことができるので、活用できる時間が長ければ更にコスト削減や早い投資回収が可能です。

4.柔軟性が高い

大型のマテハンの導入の場合、倉庫の面積が広く物量の多い現場でしか設置が難しいのですが、AGVは部分的に自動化ができます。 大掛かりな工事が不要で、状況に合わせたオペレーションの変更、スペースに合わせたロボットの増減等と柔軟な対応が可能になります。

AGV導入の課題とポイント

1.導入コストやメンテナンスコスト

ロボットや機械導入にはコストが発生します。自社の倉庫状況と費用対効果のシミュレーションを行いましょう。ロボットを提供している企業によっては、購入だけではなくレンタルプランもあります。またロボットは導入して終わりではなく、機械なので消耗品やメンテナンスも必要となります。メンテナンス費用のシミュレーションも行うようにしましょう。ロボット本体の価格だけではなくランニングコストも確認することがポイントです。

2.倉庫環境にあったAGVの選択

日本国内でAGVは1980年代頃から生産現場を中心に広がりを見せている分野で、AGVを提供している企業が多くあります。その中でもどのAGVを選んだら良いのか倉庫環境に合わせて慎重に選択する必要があります。 例えば冷蔵や冷凍環境の倉庫で使用したい場合、AGVは機械なので-20℃に耐えられるか、どのくらいの重量まで運ぶことができるのか等環境に合わせたロボットの選定も必要です。

3.システム開発の可否

ロボットを動かすにはシステムが必要となります。自社の既存のシステムだけではロボットの動く範囲を学習させたりすることができません。このシステム開発が新たに必要です。その場合はシステム開発にどのくらいの時間と費用が要するのかを導入時に慎重に検討する必要があります。ロボットを提供している企業によっては、すぐに使えるシステムが用意されている場合もあります。自社のシステムと連携できるのか事前に確認しましょう。

AGV(無人搬送車)の導入事例

1、作業員の配慮、オペレーションの改善に/日本梱包運輸倉庫株式会社

現代の物流業務では、労働力不足だけではなく70代以上の高齢者も現場で出荷作業を担当したりと作業員への負担を軽減させる動きが必要となっています。日本梱包運輸倉庫株式会社様も、扱う荷物のサイズが大きかったり、倉庫内を歩きまわったりと高齢者の作業員への負担が大きいことが課題でした。そこでRanger GTPという棚搬送型ロボットを導入。全体的にITや機械に不慣れな方が多い中で不安もありましたが、導入後は省力化に成功して生産性があがりました。作業員が歩き回らずとも棚がきてくれるのでかなり負担が軽減できた結果に。操作も直感的に理解ができ入出庫ができるようになりました。


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2、Mushiny T6シリーズ
ムシニーは世界有数のハイテク企業で、200社以上の世界各国にロボット導入実績があります。その一つの事例では、オーストラリアで最も有名なEC業者で活用されています。導入してから300%のピッキング効率があがった結果になりました。

まとめ

AGVのイメージは自動で物を運搬するロボットからAIで判断して運搬とその他の作業の効率化と複合的なロボットとして進化しています。

いきなりすべての工程を自動化することは難しい場合も多いです。AGVのように一部の工程を自動化、人との協働で自動化を推進することをおすすめします。
Robowareでは、はじめての自動化でも安心して活用できる方法をご提案します。こちらのお問い合わせフォームではどんなことでもお答えします、お気軽にご連絡ください。

◆この記事を書いた人◆

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執筆者:Robowareマーケティングチーム
Robowareは、Gaussy株式会社が運営する物流ロボットサービスです。Gaussy株式会社は、2022年に三菱商事の物流開発部の事業がカーブアウトする形で新設された会社です。国内で検証済みのロボットをソフトウェア・カスタマーサクセスを三位一体で提供しています。ロボットを販売して終わりではなく、運用を最大化するための伴走できる体制が強みです。
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