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2025.03.24
高重量物搬送できることが最大のポイント。働きやすい職場環境の実現にもAMRが効果的。
カトーレック株式会社
はじめに
近年、人口の減少に伴い労働力不足が加速してきています。その中でも、物流業界は労働力不足が深刻な課題として挙げられています。2030年には65歳以上の人口割合が約30%を占めることも予測されています。
国内・海外ともに強力な物流ネットワークをもつカトーレック株式会社様では、近年の人手不足対策に加え、作業者の労働環境改善のために重量物搬送を担うAMRというピッキング搬送ロボットを導入いたしました。今回は、導入の経緯や期待する効果についてお伺いしました。
AMR「Max 1500-L Slim」の導入について
----AMR導入前に課題と感じていた点とAMRを選ばれた理由について教えてください。
働き手の不足と高負荷業務に課題を感じていました。従来はカートピッキング方式でピッキングを行っていたのですが、やはり労働者への負荷が高いという点が課題でした。
今回このMaxを選んだ理由としては、高重量物を運べる点がポイントでした。冷蔵庫内の重量物も含む加工食品のピッキングの負荷が軽減できることで、従業員の方にとって働きやすい職場を作れると考えております。
----AMRを導入して期待されている点について教えてください。業務効率化にはどのくらい効果がありそうでしょうか?
AMRを導入することで大きく3つのことに期待しております。
1、ピッキング業務の効率化
2、作業者の肉体的負荷の軽減
3、作業者の精神的負荷の軽減
です。これらを改善できる策としてAMRを導入しました。今後は30%の業務改善・効率化を目指し運用改善を実施していきたいと思います。
運用で工夫されている点について
----運用面で工夫されている点について教えてください。
ゾーンピッキングを行うことで作業者の歩行数減少を図っています。また運用に適した商品配置やレイアウトの見直しを行い業務の効率化を図っています。
----ロボットの性能を引き出すために現場で工夫されている点があれば教えてください。
作業者とロボットが共存できるように倉庫管理システムを再構築し、作業者の負荷軽減に向けた取り組みを実践しています。また、腕に装着するタイプのハンディターミナル、リング型のスキャナを導入し、業務のフリーハンド化も実現いたしました。
今後の自動化の展望
----貴社内で進められている自動化戦略や費用対効果について感じていることを教えてください。
ピッキング業務の効率化により、費用対効果の面でも導入メリットは創出できると考えております。また今後の自動化戦略については、AMRを弊社別拠点へ横展開する等を検討しております。他社へのノウハウ提供などを通して、日本の物流全体の効率化に寄与できればと考えております。

事例から分かるAMR投資対効果シミュレーション
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