最終更新日:2025.05.19
公開日:2025.05.19
- #基礎知識
低価格仕分けロボット、ミニソーターとは?
はじめに
仕分け工程の自動化には、ベルトコンベア式のマテハンと言われる大型の機械や小型のAGVを走行させる平面型のソーターロボット、倉庫の天井高を有効活用した立体型の仕分けロボットと様々な種類があります。
この記事では、立体型仕分けロボットの中で本体サイズが小さくなった「ミニソーター」という種類のロボットについて紹介していきます。仕分けの自動化を検討している方は、ぜひ参考にご覧ください。
ミニソーターとは
この記事で取り上げる「ミニソーター」とは、Robowareという物流ロボットサービスが提供する「Mushiny ソーターミニ」と「オムニソーターミニ」について解説をしていきます。
Robowareでは、従来から立体型仕分けロボットの「オムニソーター」を展開しているのですが、そのオムニソーターより本体サイズがコンパクトであることから、「ミニソーター」というジャンルでロボットの販売を開始いたしました。ミニソーターのラインナップが2機種登場したので、それらの概要から紹介します。
■Mushinyソーターミニ
中国のMushiny社が開発した、小さい立体型仕分けロボットです。仕分けをするために商品の投入口が必要なのですが、投入口が2つあることで本体サイズが小さくても高い生産能力を誇ります。
【主なスペック】
仕分け能力:1,000〜1,200pcs/時間
間口:1台100間口まで
■オムニソーターミニ
既に導入拡大されているオムニソーターと同様で中国のHC ROBOTICS社が開発した小型仕分けロボットです。オムニソーターの約30%もコンパクトでありながら高い生産能力があります。
【主なスペック】
仕分け能力:800~1,200pcs/時 ※オプションで投入口を2つにすることで1,200pcs仕分け可
間口:1台80間口まで
2種類のミニソーターがありますが、機能差に大きな差はありません。お客様の現場に合うものをお選び頂けるようになっています。これらミニソーターで共通して言えることは、間口数が決まっていることです。通常サイズのオムニソーターであれば、カスタマイズで間口数を柔軟に変更することが可能でした。
ミニソーターの場合、必要十分な間口設計にすることで、本体サイズを小さく、そして本体価格を安価に設定することが可能になっています。
ミニソーターの特徴
2つのミニソーターですが、主な特徴を3つ紹介していきます。
1、ロボット本体サイズがコンパクトで、超省スペースで仕分けができる
「ミニソーター」という名の通り、本体サイズが小さいので従来のオムニソーターより更に省スペースで仕分け作業の自動化を図れます。限られた倉庫スペースを、無駄なく活用できます。
2、カスタマイズ性より、汎用性。必要十分なスペックで安価な本体価格
仕分け作業に必要十分なスペックを標準装備することで、本体価格を安価にすることができました。約3.5年で投資回収ができます。
3、小さくても高い仕分け能力
1時間あたり1,000pcs〜1,200pcsを仕分けられます。人手に頼って仕分けをするより早く、誤仕分けもなくなるので物流品質向上にも繋がります。
これらの特徴は一部なので、より詳細を確認したい方は下記の資料をご確認ください。
まとめ
大規模な設備投資や他の仕分けソリューションだとオーバースペックで自動化に踏み切れなかった場合でも、ミニソーターであれば解決できる可能性があります。
今後、人口減少が加速していく中で、省人化をしながら物流品質を保たなければなりません。ミニソーターは、必要十分なスペックを標準装備し、かつ低価格を実現しています。まずは、情報収集としてお問い合わせ頂けますと幸いです。

Related Articles 関連記事