
最終更新日:2025.12.10
公開日:2025.12.10
- #基礎知識
自動搬送装置メーカー4社【2025年最新】
はじめに
自動搬送装置とは、商品や材料を運搬するための装置です。床面に磁気コードが必要な搬送装置、自律型で運搬できる搬送装置など様々なタイプがあります。この記事では、2025年最新の自動搬送装置を扱うメーカーについて紹介していきます。それぞれの特徴についても解説するので参考にご覧ください。
自動搬送装置の種類・特徴
自動搬送装置は、大きくAGV、AMRと分けることができます。それぞれの主な特徴について解説していきます。
| AGV | AGVは、無人搬送車とも呼ばれ国内では1980年代から実用化し、工場内の搬送で導入が進んでいた歴史があります。比較的国内では馴染みのある搬送ロボットです。 |
|---|---|
| 特徴 | 床面にQRコードや磁気テープをひき、その上を走行させるロボットです。決められたルートでしか走行できないのが特徴です。 |
| AMR | AMRは、自律型搬送ロボットとも言われています。近年の無人搬送車ではAMRのメーカーが増えてきています。 |
|---|---|
| 特徴 | AGVと異なり、磁気テープがなくても障害物や人を検知し、走行ができるロボットです。人との協働を前提に設計されたロボットです。 |
自動搬送装置メーカー4社
MushinyのT6シリーズは、棚搬送型ロボットとしてのみならずAGVとして搬送装置として活用することが可能です。2016年に中国で創業し、世界で15,000台以上の導入実績のあるメーカーです。国内でも製造業を中心に拡大しています。

Wi-Fiがなくても走行できるロボットです。ネットワーク工事や専用サーバーも不要のため最短1日から導入できることがメリットです。AMRでは数少ない屋外搬送もできる点も大きな特徴です。

Neiboのパワフルロボットは、最大牽引600kg+積載120kgのパワーのある搬送ができるのが特徴です。自動車部品メーカーが製作しており、ロボット本体も安心の日本製です。

最大1.5tの可搬重量があり、リフトアップ機能でパレット搬送ができるのでフォークリフト代わりにもなるAMRです。2016年、中国で創業し15ヶ国以上の国で導入が進んでいるグローバル企業です。
自動搬送装置を導入するメリット
AGVかAMRでロボットと現場の構築方法は異なりますが、共通のメリットとして言えることは 「省人化・省力化を実現できること」 です。従来の人手に頼る作業だと、作業者への負担が大きい上に、昨今の労働力不足の影響で作業が進まなくなる可能性もあります。どの業界でも労働力不足が懸念されているので今後は人材の奪い合いが更に進んでいくことも考えられます。そのためにも機器やロボットの導入検討は必要です。
その他の導入メリットとしては、物流品質の向上が挙げられます。従来の人手による作業ですと、作業者への身体的負担が大きくミスが起こりやすい現場であることが少なくありません。身体的負担から集中力が散漫しミスに繋がるという負の連鎖となります。ロボットで作業の一部を代替することで作業者への負担は大幅に減少するので、結果としてミスのない高い物流品質をあげつづけることが可能になっていきます。
まとめ
自動搬送装置は、メーカーによって特色が異なるので自社の現場に何が最適であるかを比較検討していくことが重要です。価格体系も購入のみならずレンタルプランがある場合もあるので、スモールスタートして徐々に自動化をしていくことが可能です。設備投資は費用と時間がかかるものなので、早めに情報収集をしておくことをおすすめします。
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