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最終更新日:2024.04.05

公開日:2024.04.05

  • #基礎知識

物流戦略とは?重要性と企業事例について

1. 物流戦略とは

物流戦略とは

物流戦略とは、物流コスト削減や配送の効率化を図るために設備投資をしたり、物流課題を解決するために経営戦略の一部として戦略を描くことです。これまでの物流戦略といえば、末端の物流の支払コストをいかに削減するかという考えばかりでした。しかし、物流戦略は上流の製造や調達、営業など様々な部門からのコストを考える必要があります。物流は重要な経営資源として注目が高まっています。
また2024年問題と言われる課題も目前に迫ってきており、ますます物流戦略について考えなおす必要があります。

物流戦略の策定

物流戦略は策定するだけではなく実行し、市況の変化に合わせて戦略も変えていかなければなりません。

1、現状の分析
現状の分析は、顧客情報・荷姿・納品条件などの細かな情報やメーカーから消費者までに届くフローをひとつずつ確認します。現状の分析を細かく見ていくことで、全体像が見えてきて課題も抽出しやすくなります。

2、課題の洗い出し
課題の抽出には、工程ごとに分けて検討します。
例えば物流工程を一つずつ洗い出す場合
「配送・輸送」「保管」「梱包」「仕分け」「情報システム」「流通工」」「荷役」などと物流工程だけでも多くの項目がでてきます。これを各分野の工程で見ていき、課題の洗い出しが必要です。

3、戦略の策定
課題が見えてきたら次に実際に戦略の策定です。例えば、納品までのリードタイムに課題がある場合は拠点エリアの移設や規模の再検討などがあげられます。戦略の策定だけではなく実行するための運用体制も決めることが大切です。自社だけではなく、課題を解決するための外部のチームとも円滑に取り組める体制をつくりましょう。

物流戦略策定のポイント

物流戦略は、サービスとコストのバランスを考える必要があります。一般的に日本国内の物流は高コスト高サービスです。顧客サービスの品質を高めることは販売戦略上必要となってきますが、顧客サービスのすべてを要求通りに実行することは現実的ではありません。理想は、顧客サービスを高めて配送コストを下げることです。しかしこの条件の設計は極めて難しい戦略課題となるので必要なレベルのサービスとコストのバランスを保つことがポイントです。

物流戦略の手段や企業事例

物流戦略でたびたび目にするのがAmazonです。この記事にもあるように、自動化という軸で物流戦略の成功をしています。物流倉庫内作業の機械による自動化だけではなくシステムも自動化にし、使いこなすオペレーションの構築などに成功しています。この機械による自動化は大規模なマテハンの導入や倉庫ロボットという手段があります。特に自動化観点で言うとスモールスタートできる倉庫ロボットの活用に注目が集まっています。

また、家具や生活雑貨でおなじみのニトリでも在庫管理のシステムを刷新したことによって販売の機会損失の減少とスピード感のある納品で顧客サービスの満足度向上に繋がった事例もあります。

まとめ

物流業界は従来の物流体制からの変革が求められています。今後、人手不足やコストの上昇が加速していきます。物流=コストと考えずに経営資源であることとして機能させることが必要です。Amazonの実例でもあげたように、機械化も進んでいきます。物流戦略の中に機械化を組み込むことになった場合は、伴走できるパートナーとの進行も重要です。倉庫ロボットにお困りの際はRobowareに一度ご相談ください。

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