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最終更新日:2023.12.06

公開日:2023.12.06

  • #基礎知識

ボイスピッキングとは

1. はじめに

はじめに

倉庫のピッキング作業には様々な方法があります。その中でも、ハンズフリーで効率的と言われるボイスピッキング(音声ピッキング)についての特徴やメリットについてご紹介します。

ピッキングとは

そもそもピッキングとは?ピッキングは、あらかじめ用意されたリストに沿って指定のものを集めて倉庫内の品物を出荷するのに欠かせない役割をもつ作業です。あらゆるジャンルの倉庫で配置されています。ピッキングは後の工程(検品・仕分け・梱包)につながる大切な作業となります。

ピッキングの方法

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ピッキングの方法は、大きく分けて「オーダーピッキング」と「トータルピッキング」の2種類があります。
オーダーピッキングは、オーダーに対して必要なものをオーダー通りに倉庫内の棚などからピックしてくることです。ピックした時点で、オーダーに必要なものが揃っているので仕分け作業が不要で梱包までがスムーズなのがメリットです。デメリットはオーダー毎に倉庫内をまわるので倉庫内の移動が多くピッキング作業者の負荷が大きいです。

トータルピッキングは、ある程度まとまったオーダーに沿って品物をピックする方法です。倉庫内のアイテムが多い、オーダー数が多い倉庫で採用されていることが多いです。トータルピッキングは、ピックしたあとにオーダー毎に仕分けという作業が発生します。ピッキングの負荷が少ないのがメリットですが、後工程が1つ増えます。

ボイスピッキングとは

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それでは、ボイスピッキング(音声ピッキング)とは具体的にどのような方法なのでしょうか?ボイスピッキングは、ピッキングの作業指示を音声で行うことです。

オーダーピッキング、トータルピッキング問わずに一般的なピッキング作業では、作業者が紙やペン、バーコードリーダー、ハンディターミナル等を持って作業することがほとんどです。オーダーの指示と確認を手元でする必要があります。
一方ボイスピッキングは、ヘッドセットをつけて音声によるピッキング指示、応答を行うので両手が塞がらずに効率的にピッキングすることができます。作業指示と作業確認がハンズフリーで行えることで、両手で持ち運ぶ必要のあるピッキング作業も時間のロスなく進めることができます。また一般的なピッキング作業と比較して約15~30%以上の作業効率があがってくるというメリットがあります。
ピッキング効率が上がることで、この後工程の仕分けも効率的にできるように繋がります。

ボイスピッキングと共に注目されている方法

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ボイスピッキングは、従来のピッキング方法より作業が効率的になるケースが報告されていますが、それとはまた違った手法で、効率的かつスピーディ、コスト削減にも働く方法が最近注目されています。

それは、ロボットによるピッキングです。ロボットを導入すると聞くと、コストが高くなってしまうのでは?やロボットをうまく使いこなせないのでは?等と不安になりますが、完全自動化ではなく人とロボットの共存ができる、はじめてでも安心な「Flexシリーズ」というロボットがあります。
このピッキングロボットを入れることで、作業者さんが倉庫内を歩き回る必要がなくなります。ロボットのAIで効率的なピッキング指示をしてくれるので、歩数が従来の1/4程度にもなり作業者さんの負担が大幅に減少、効率的になります。
このFlexシリーズは、ロボット専用のエリアは不要で既存のレイアウトのまま使えるのも大きなメリットです。
作業者さんの効率がアップすることで、後工程の仕分けもスムーズになり倉庫全体で稼働率が高まります。

倉庫内作業はロボットで出来る時代に

物流の2024年問題で、物流量の増加や人手不足が深刻化しています。令和4年度の国土交通省が発表した宅配便取扱個数では、50.5億と荷物が増え続けています。この激増した荷物を届けるためには、労働力不足の解消と効率化を図ることは避けられません。

物流業界の自動化・機械化

前述の通り、荷物が激増している現代で物流業界は自動化や機械化で効率を図ることが急務です。

自動化や機械化で労働力不足の解消だけではなく、物流業界全体の品質向上やパフォーマンスの安定化に繋がっていきます。
いきなり倉庫全体を自動化・機械化することは難しいので倉庫内のレイアウトを大きく変更することがあまりない「ピッキング・仕分け」といった下流工程からの自動化・機械化をおすすめします。
特に、ピッキング支援の「Flexシリーズ」は、従来のAMR(自立走行搬送ロボット)と異なり、最大600kgの重さも運べるので、一度に多くのもののピッキング・運搬ができます。カゴ車をそのまま載せることもできるので、汎用性の高さもポイントのロボットです。

まとめ

物流業界は、ボイスピッキングをはじめ様々な工夫で、2024年問題を含め課題を解決しようと動いています。困ってから動くのではなく、先を見据えて物流業界全体で情報を共有することも必要です。

最後に、はじめての自動化サポートサービス「Roboware」についてご紹介します。
倉庫の自動化サポートサービスであるRobowareは、直感的な操作で簡単に物流業務を自動化するロボットを提供しています。単なるRPAから一歩進んだ複合的なフレームワークで、スピーディーかつ正確に業務を遂行できます。ロボットの提案だけではなく、既存の自社WMSとの連携ができたり、万が一ロボットに不具合があっても24時間365日サポートする体制も整っています。導入して終わりではなく、導入してからもより効率化、コスト削減できる提案をできることが大きな特徴です。

自動化によりロボットがさまざまな業務を進めてくれるので、従業員の負荷の軽減と人件費をはじめとした物流コストの削減を同時に実現できます。数多くの著名な企業も活用しております。事例集もあわせてご確認ください。

稟議・配布用に | 事例集PDFはこちらから

Robowareを導入いただいた企業様の中から、OmniSorterとRanger GTPの事例を3社ずつご紹介いたします。

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