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最終更新日:2025.06.02

公開日:2025.06.02

  • #基礎知識

オムニソーター食品モデルとは?仕分け自動化で食品物流を成功に導く

1. はじめに

はじめに

食品物流事業者が直面する自動化の壁。日々の業務でこのようなお悩みはありませんか?

  • 人手不足が深刻化し、採用が追いつかない・・・
  • 配送スピードや品質への要求が高まり、既存の体制では限界がある
  • 倉庫自動化を検討しているが、どの工程から手を付ければいいのかわからない、失敗したくない
  • 燃料費や電気代の高騰で、物流コストが圧迫されている・・・

まさに今、食品物流業界は、人手不足、コスト高騰、そして高まるニーズへの対応という「三重苦」に直面しています。特に、食品を取り扱う現場では、温度管理や衛生管理など、一般物流とは異なる専門的な課題も多く、倉庫の自動化は喫緊の課題となっています。
しかし、「莫大な初期投資が必要なのでは?」「複雑なシステムを導入して、かえって現場が混乱しないか?」といった不安から、なかなか踏み切れない企業様も少なくありません。

本記事では、そのような皆様の課題を解決し、食品物流DXを成功に導くための「確実な一歩」として、「仕分け工程の自動化」に焦点を当てます。そして、この仕分け自動化において、Robowareが提供する 「オムニソーター食品モデル」 がどんな物流ソリューションであるか、その特徴とメリットを分かりやすくご紹介します。

なぜ「仕分け工程の自動化」なのか

物流倉庫の自動化を検討する際、数ある工程の中からどこから始めるかは非常に重要な選択です。Robowareでは、「仕分け自動化」が、効果的で失敗しにくいアプローチであると考えます。その理由を具体的に見ていきましょう。

1. 仕分けは「人手と時間の消費が大きい」

食品物流では、多種多様な商品が扱われます。生鮮品、加工品、常温品、冷蔵品、冷凍品といった温度帯の違いに加え、形態(箱、袋、など)やサイズも様々です。これらを正確に、かつ迅速に、多数の配送先や店舗ごとに仕分けしていく作業は、非常に複雑で多くの人手を要します。

熟練度への依存と属人化: 細かな判断や目視確認が多いため、作業員の熟練度に大きく左右され、新人の育成にも時間がかかります。

ヒューマンエラーのリスク: 人が行う作業である以上、誤仕分けや数量ミスは避けられません。これが誤出荷につながり、返品対応や顧客からのクレームといった追加コストや信頼損失を生み出します。

身体的負担と離職率: 長時間の立ち仕事や重量物の運搬、低温環境での作業など、身体的負担が大きく、離職率の高さにもつながっています。

これらの課題は、物流全体の流れを滞らせるボトルネックとなり、生産性低下の大きな要因となっています。

2. 自動化効果が最も「見えやすく」「数値化しやすい」

作業時間の短縮: システムが高速かつ正確に仕分けを行うため、圧倒的な時間短縮が実現します。

人件費削減: 仕分け作業にかかる人員を大幅に削減でき、省人化に直結します。

誤出荷率の改善: ロボットやシステムはヒューマンエラーを起こさないため、仕分けミスがなくなります。

3. 段階的な導入で「リスクを最小化」

物流倉庫全体を一度に自動化するのは、コスト面でも運用面でも大きなリスクを伴います。しかし、仕分けのような特定の工程から始めることで、初期投資を抑えつつ、システムの導入・運用ノウハウを蓄積できます。将来的な拡張性も考慮されたシステムを選べば、段階的に自動化範囲を広げていくことが可能です。

つまり、仕分けの自動化は、食品物流の課題を解決し、持続的な成長を実現するためのリスクの少ない倉庫改善の第一歩なのです。

Robowareのオムニソーター食品モデルとは?

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オムニソーター食品モデルは、食品物流現場の声に耳を傾け、その特有の要件と課題を解決するマーケットインの考えのもと開発された立体型仕分けロボットです。

1、あらゆる食品を仕分けられる柔軟性
オムニソーターの食品モデルは、投入口に商品を置くだけで仕分けをしてくれるロボットです。運用能力を高めるために仕分け間口にDAS機能を取り付けて、自動仕分けとDAS仕分けを併用することが可能です。例えばビンなどの割れ物で丁寧に扱いたいものはDASで仕分けることができます。効率性だけではなく柔軟性の高さが仕分けスピードをアップできます。

2、省スペースで導入可能
わずか15坪で約100間口を用意できるので、倉庫スペースを効率的に活用できます。倉庫に十分なスペースがない、大規模な改修工事は避けたいというお悩みもオムニソーターであれば解決できます。従来の平面型のソーターと比較すると、設置面積の節約だけではなく、次の工程の導線も短くなるので庫内全体の効率化にも繋がります。

3、食品物流で多数の導入実績
オムニソーターの食品モデルは、北から南まで国内の食品物流事業者様に多数導入頂いています。数多くの導入実績があるからこそ、食品物流に適した機能が実装されています。また日々、導入企業様の声を聞きアップデートをしているので使いやすい設計となっています。

オムニソーター食品モデルを導入するメリット

1. 人手不足の解消「省人化」
これまで多くの人手と時間を要していた仕分け作業を自動化することで、作業員を他の重要な業務に再配置したり、全体の人員配置を最適化することが可能になります。これにより、深刻な人手不足を解消し、長期的な人件費削減に大きく貢献します。

2. 誤出荷ゼロへ。「品質向上」と「顧客満足度アップ」
ヒューマンエラーによる誤仕分けや、不適切な取り扱いによる商品破損のリスクを大幅に低減します。システムによる正確な識別と仕分けにより、誤出荷が激減し、顧客からのクレームが減少します。これは、信頼性向上に直結し、結果として顧客満足度を高め、ビジネスの成長を加速させます。

3. コスト削減と「ROIの最大化」
人件費の削減に加え、仕分け効率の向上による残業時間の削減など、様々な側面で物流コスト削減効果が期待できます。さらに、スループットの向上により、これまで対応しきれなかった物量に対応できるようになり、新たなビジネスチャンスの獲得にもつながるでしょう。オムニソーター食品モデルは、初期投資に対する高い投資対効果(ROI)が期待できる、費用対効果の高い物流自動化ソリューションです。

4.はじめてでも安心「きめ細やかな伴走支援」
Robowareは導入時のサポートだけではなく「導入から運用まで徹底サポート」します。不安をできるかぎり排除し、更には導入後の運用改善や万が一、ロボットに不良があった際にはすぐに駆けつけます。サポート体制は24時間365日対応しています。

まとめ

現在の食品物流業界が抱える課題は多岐にわたりますが、まずは「仕分け工程の自動化」から着手することが、失敗しない倉庫自動化、そして食品物流DXを成功させるための道です。

そして、その仕分け自動化において、食品特有の要件を深く理解したRobowareの「オムニソーター食品モデル」は、物流改革を推進する最適なソリューションです。
「倉庫の自動化に踏み切りたいが、どこから手をつけて良いか分からない」「人手不足を解消し、物流コストを削減したい」という方は、ぜひRobowareにお気軽にご相談ください。貴社の課題をヒアリングし、最適な物流ソリューションをご提案いたします。

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