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最終更新日:2025.02.03

公開日:2025.02.03

  • #基礎知識

製造業におすすめAMR【2025年最新】

1. はじめに

はじめに

製造工場現場にAMRの導入検討が増加しています。なぜ製造現場にAMRが有効なのでしょうか?AMRの基本的な知識と製造現場での活用方法例について紹介します。

AMRの基礎知識

AMRはAutonomous Mobile Robotの頭文字を取って一般的にAMRと呼ばれています。国内では自律走行搬送ロボット・自律型ナビゲーションロボット等とも呼ばれます。
AMRは自律走行なので、システム上で走行ルートを決めます。したがって、地面にQRコードや磁気テープがなくても走行することができます。周辺環境を自ら認識して走行するので障害物があってもぶつかることなく停止したり避けたりすることが可能です。

AMRの機能メリットは、QRコードや磁気テープがなくても走行ができるので拡張、レイアウト変更などフレキシブルな対応が可能です。物理的な工事が不要なので現場への負担が少なくなります。

AGVとAMRは何が違うのかといった比較がよくされるのですが、簡易的に表したものが以下の表になります。AGVと比較して、フレキシブルに対応できるのがAMRの大きな特徴といえます。


amragv違い.png

製造現場でのAMR活用方法

ここではAMRの活用方法の一例を紹介していきます。

■在庫エリアでのピッキング
在庫・保管エリアでのピッキングにAMRを活用することが可能です。従来のAMRでは可搬重量やサイズなどの機能不足があったのですが、重量物や長尺物にも対応できるようになりました。一度にピッキングできる量が増えるので効率的なピッキングが実現できます。
また、ゾーンピッキングの運用もできるので効率化だけではなく、作業者への肉体的負担や省人化をすることも可能です。


max_zone.png


■生産エリアでの工程間搬送
生産エリアでは、シンプルなA-B間搬送だけではなく部品管理に合わせて必要な部品を集めてくることも可能です。エレベーターとAPI連携をすればマルチフロアでの搬送もできます。工程間の搬送にはよりフレキシブルな自動化、省人化を実現できます。


multi_floor.png


■製造ラインへの部品供給
製造ラインでは、必要な部品を必要なタイミングに定期運搬することも可能ですし、生産ラインから追加に必要になったものは緊急対応として供給することも可能です。

そのほかのAMRの活用方法

前述した活用方法以外にも、AMRはフレキシブルな使い方ができるのが特徴です。さらに細かく活用事例を紹介していきます。

■パレット搬送
前項で重量物を搬送できるようになったと記載しましたが、AMRのリフトアップ機能を使えばパレットをそのまま搬送することも実現できます。入出庫での搬送自動化が可能です。


palet.png


■カゴ車や棚の搬送
ロボットのサイズよりも大きい棚やカゴ車も搬送が可能です。これもリフトアップ機能を使って搬送を実現できます。


kago.png

製造業でのAMR活用事例

ある電子機器メーカーでは、カゴ車の搬送をAMRが行いピッキングを人手で行う使い方をしています。
この運用効果としては、「作業員の歩行距離を大幅に削減」「労働力の再分配で作業員を別工程に充て工場全体の効率化が成功」となっています。


casestudy_amr.png

AMRのメーカーについて

Robowareでは、ForwardX社のAMRを取り扱っています。大きな特徴としては、可搬重量が最大1.5tまである点です。他社を含め国内で流通しているAMRの中でも1.5tほど搬送できるものは少ないので活用方法も工夫次第でいろいろできます。
このForwardX社のAMRは、世界各国に導入実績がありAMRメーカーではリーディングカンパニーです。アジアでも圧倒的なシェアを誇ります。

またRobowareでは、STREAMと言われるミドルウェアを提供しているので自社の既存のシステムと連携させて現場運用をスムーズにすることだけではなく、ソフトウェア開発費も不要です。導入に関するコストを削減できる点がメリットです。
その他にも料金プランは、購入もしくはレンタルと2通り選べるので予算に合わせた導入が可能です。導入して終わりではなく、保守・運用サポートも国内で24時間365日対応なので手厚く、万が一のトラブルがあっても安心です。

まとめ

製造現場でのAMR活用方法例について紹介しました。あくまで一例なので、現状の課題や改善したい点、倉庫の規模などをヒアリングさせて頂ければ概算の料金をご提示可能です。
労働力不足や人件費高騰が懸念されている中で、ロボットを導入することで利益の最大化や作業の効率化を最大化できる場合があります。無料で相談可能なので、まずは一度ご相談ください。こちらよりお問い合わせ可能です。

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