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最終更新日:2024.08.28

公開日:2024.08.28

  • #基礎知識

大手アパレル企業のAMR導入事例

1. はじめに

はじめに

2024年8月26日に、株式会社アダストリア様とRobowareのAMR導入について公式リリースされました。
効率的かつスタッフにとって働きやすい環境を実現することが導入背景にあり先進的な取り組みとなっております。この記事では、アダストリア様の導入までの取り組み、Robowareが取り扱っているAMRについて紹介できればと思います。

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導入背景や目的について

アダストリア様のグループ物流企業である株式会社アダストリア・ロジスティクスでは、事業拡大に備えて物流ネットワークの最適化を進めていました。顧客満足度向上のために物流センターをリニューアルするだけではなく「効率的かつスタッフが働きやすい」物流オペレーションを目的としています。

今回は、フォークリフトの代替えとしてAMRを導入されました。入庫~保管までの工程間搬送、ピック~仕分けエリアまでの工程間搬送で実証実験が行われます。同社グループでは中期経営計画のテーマに掲げる“グッドコミュニティ共創カンパニー”の実現に向けて、働く “人” が主役となり、安心・快適に働ける環境を目指しており、AMR導入が業務効率の改善だけではなく、作業負荷の軽減や人手不足解消、安全な労働環境づくりにも寄与するものと期待されています。

昨今の物流業界では、2024年問題や控える2030年問題と更に深刻的な人手不足や労働力に制限がかかってしまうことが懸念されています。このように「働く人」にやさしい現場が国内でも増加傾向があります。限られた人材で効率的な物流センターの運用はこれからますます需要があがってくると考えられます。

導入されたAMRについて

今回アダストリア様に導入頂いたAMRは、世界中の500社以上の企業から高評価を得ているForwardX社のFlexシリーズです。約50件のグローバル特許を有しており、優れたロボットソリューションを持つ中国のベンチャー企業メーカーです。

今回導入されたForwardX社製AMR「Flex 600-L」は耐荷重600kgで、重量物の搬送作業を担うことが可能です。
AMR(Autonomous Mobile Robot)はその名の通り、ロボット自身が走行ルートや移動範囲を自律的に判断して貨物を搬送します。また、最新の画像認識技術により人や障害物を検知し回避することが可能なため、人との協働を安全に行うことができます。

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作業負担を軽減させるAMRの選び方

AMRといっても種類がありどんなロボットを選べば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?ここでは、導入を考える際の代表的なポイントをお伝えします。

1、可搬重量
検討しているロボットがどれだけの重さのものを搬送できるか、またどんな重さのものを搬送させようとしているかを確認する必要があります。荷物の形状や自動化させたい範囲を考え自社に適した積載重量のAMRを選びましょう。

2、車両走行スピード
AMRの走行スピードって人より遅いのでは?そんなイメージもあるかと思います。実際にはそんなことはなく、AMRの走行スピードは秒速1〜2mです。人の歩く速さが約0.8/秒と言われているので思っている以上にはやいです。

3、拡張性
倉庫や工場では現場環境が変わる場合があります。物量が多くなった時にスムーズにロボットを増加させたり、閑散期の場合にはロボット台数を減らす等の柔軟な拡張性があると効率的な生産が可能になります。

4、操作性
倉庫や工場の現場はそれぞれ特性やロボットに指示することも異なってきます。自社の課題に合わせたロボットへの作業指示が簡単であることの確認をしておきましょう。導入してから操作性が悪く、ロボットへの指示がうまくいかないのでは本末転倒です。予めソフトウェアの操作性もチェックしましょう。

まとめ

Robowareでは、導入から導入後のサポート保守までを一気通貫しているサービスです。今回のAMRの事例だけではなく、搬送・ピッキング・仕分け・保管など様々な工程での自動化ができるロボットを取り扱っています。ご興味がある方はサービスサイトをご覧ください。

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