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最終更新日:2024.10.15

公開日:2024.10.15

  • #基礎知識

食品物流とは

1. 食品物流とは

食品物流とは

食品物流とは、食品を取り扱う物流業務のことを指します。農林水産物・製造された食品・輸入品などと大別されます。食品の特性に応じて適正な温度管理が必要となります。主に、常温(ドライ)・冷蔵(チルド)・冷凍(フローズン)の3温度帯のいずれかで管理し、的確に配送することが求められます。

食品物流の配送先は、外食店舗・小売・食品製造業などが挙げられます。また昨今では、食品ECの活性化により個人宅への配送も増えています。

食品物流の特徴

1、温度管理
食品物流では、3温度帯に分かれており食品毎に厳格な温度管理、保管が必要です。特に生鮮食品やチルド商品は、鮮度維持・品質劣化を防ぐために最適な温度下で保管し、配送までを行わなければなりません。また冷凍食品に関しては、温度管理を怠り商品が溶けてしまったら商品にはなりません。
食品物流は3温度帯と大別されますが、更に細かく7段階の温度帯があります。

15℃ お菓子やワインなど
0〜5℃ チルド食品(日配品)
-18℃以下 冷凍食品
-30℃以下 アイスクリームなど
-50℃以下 冷凍まぐろなど

2、日付・時間管理
食品物流において、日付管理はより新鮮な商品を届けるために重要な管理項目です。また時間管理とは、製造から販売までの時間をいかに短くできるかが食品業界の大きな特徴とも言えます。特に鮮度が重要な商品は、時間を短く届けることが重要です。

3、多品種
全国の外食店舗、小売店に配送することが多い食品物流ですが、お店毎に必要としている商品は様々で、多品種になりやすいのが食品物流の特徴の一つとも言えます。

4、コスト管理
一般的に食品は他の商品と比較して単価が低いと言われています。この理由から商品ひとつに対して物流コストが割高になりがちです。物流コストが上昇すれば一般消費者に影響を与え、食品の価格が上がってしまいます。そのため食品物流においてコスト管理は消費者・企業の利益に大きく影響を与えるので重要な指標となります。売上傾向や人気商品の動向をおさえたり、製品特性に合わせて物流提案、適切な輸送が必要です。

食品物流のトレンド

・コールドチェーン
コールドチェーンとは、生産から消費まで食品を適切な温度に保ちながら途切れなく商品を届ける仕組みのことです。低温度での管理をを連続して行うことからコールドチェーンと呼ばれます。コールドチェーンは、食品の鮮度を保ちながら消費者へ届けられる方法として注目が集まっています。

・物流の自動化
正確ではやい配送を求められる食品物流では効率化が必要です。また労働力の減少と低温倉庫は更に労働力を確保することが難しいです。物流の自動化の例として、仕分けの自動化が挙げられます。食品物流の特徴でもある多品種で多くの宛先のある物流は、仕分け作業に大きな負担がかかっています。仕分けロボットの導入で、限られた労働力で効率化を実現できることに注目されています。

まとめ

食品物流は、一般的な物流と比較すると温度や日付など細かい管理が必要です。食品の鮮度を保ったまま消費者に届けるには、最適な食品物流のノウハウを持っている物流会社を探すと良いでしょう。Robowareでは食品物流事業者様の自動化の支援として仕分けロボットを提供しているサービスです。2024年問題の影響もあり、食品物流も効率化や自動化が経営戦略のテーマの一つとしてあがってきています。持続可能な物流を実現できるかも考えていく必要があります。物流事業者を選定する一つのキーワードとして認識しておくのも良いかもしれません。

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